車椅子生活 | Wheelchair Life

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カテーテルが入りにくい

そんなときはどうしますか?

どうしたらカテーテルがすんなり入ってくれるかは1人1人解決策が異なると思いますが、お医者さんで聞いた予防策、私が実践している解決策、頚損の友人の解決策を紹介しますので、カテーテルが入りにくいときには試してみてください。そこから更に良い解決策がみつかるといいですね!

カテーテルが入りにくくならないようにする予防策(泌尿器科の先生の話)

導尿の間隔を開けすぎない

早め早めに導尿を行うことで、カテーテルが入りにくくなるのを予防します。過反射(過反射については自律神経系の障害をどうぞ)が起きてからだとカテーテルは入りにくくなります。少し短い間隔で導尿します。

導尿をし過ぎない

導尿を頻繁にすると尿道が擦れてしまいます。そうすると、カテーテルを入れようとしたときの刺激で、尿道・括約筋がギュッと締まってしまい入りにくくなります。導尿のし過ぎも要注意です。

水分を一気にたくさん摂らない

水分を一気にたくさん摂ると、その分過反射も一気に起きます。この場合の過反射は強く、膀胱も張るのでカテーテルが入りにくくなります。水分を一気にたくさん摂取するときは要注意です。

カテーテルが入りにくい場合の解決策(私の場合)

カテーテルを変更する

軟らかいカテーテルからコシの強いカテーテルに交換します。今のところこの方法が一番うまくいっています。

骨盤の位置を変える

車椅子上でカテーテルが入りにくいときは、外出時なら車のシートに戻る、自宅にいるときはベッドに戻るなどしてから導尿します。そうすると、骨盤の位置が変わり、すんなりカテーテルが入る場合があります。ベッド上はカテーテルが入りやすいです。

足の位置を変える

車椅子のレッグレスト(レッグレストについてはこちら)に足を乗せたり、足を組んだり(下画像)します。これもカテーテルが入りやすくなります。

足を組むとカテーテルが入りやすい
私はこのように足を組むと、カテーテルが入りやすくなります。

痙性を抜く

車椅子の上に長時間同じ姿勢でいると、筋肉が萎縮します。この状態で導尿しようとしても、カテーテルは入りにくいです。その場合は足を叩いたりしてわざと痙性を出します。すると筋肉が緩み、カテーテルがすんなり入ります。

ゼリーを付けてから潤滑油を付ける

キシロカインゼリーを付けたカテーテルを、潤滑油が入ったカテーテルケースに入れます。すると、カテーテルはよりヌルヌルになり、入りやすくなります。けっこうオススメです。

カテーテルの向きを変えてみる

これは、括約筋のところでカテーテルが入らないときですが、左側から押し込んでみるとか、右側から押し込んでみるなど、カテーテルの向きを変えるとうまくいく場合が多いです。

カテーテルの持ち方
私はこのように、親指と中指でカテーテルを持ちます。

カテーテルが入りにくい場合の解決策(頚損の友人の場合)

5分~10分待つ

カテーテルが入りにくかったら無理をせず、5分~10分ほど間を空けてからもう一度トライする。30分ほど間を空けるとうまくいく方もいらっしゃるみたいです。

特殊なカテーテルを使う

私も知らない特殊なカテーテルが存在するらしいです。どんなカテーテルだろう?(ワイヤーが入ってるとかなんとか・・・)

細いカテーテルを使う

カテーテルが入りにくいときは細いカテーテルを使うといいらしいです。私はだめでしたけど・・・